2022/03/21
「ホームレス」と出会う子どもたち
2022年3月25日(金)~4月7日(木) 2週間限定、無料公開!
(動画は3月25日より視聴可能になります)
2020年3月25日、岐阜市の河渡橋下で「ホームレス」生活をされていた渡邉哲哉さん(当時81歳)が、19歳の少年らよって暴行され、尊い命が奪われて、2年がたちました。
渡邉さんへの追悼の意をこめ、三回忌にあたる2022年3月25日から2週間、
「ホームレス襲撃事件」をなくすために制作した教材映画『「ホームレス」と出会う子どもたち』(本編30分)を、無料公開いたします。
1983年以降、日本各地で「ホームレス襲撃事件」によって亡くなった犠牲者は、私たちが把握しただけでも、27人にのぼります。
その、加害者のほとんどが、中高生などの少年たち、若者たちです。
「ホームレスには価値がない、生きてる意味なんてない」
「ぼくらはゴミを掃除しただけ。大人は叱らないと思った」
そんな誤った認識のもとで、子どもたちを加害者にしてしまったものは、何なのでしょう。
学校は、家庭は、教育は、子どもたちに、何を、どんなふうに、教えてきたのでしょう。
私たち大人は、どれだけ「ホームレス」について理解しているでしょうか。
「どうして道端で寝ているの?」「なんでホームレスになったの?」
「なまけてるの? 危ない人なの?」
そんな疑問に、こたえるDVDをつくりました。
期間限定で本編30分を無料公開します。
春休みの機会にぜひ、子どもたちと、一人でも多くの方に観ていただけたら幸いです。
なお、授業や上映会等で使用される場合は、下記ホームページより教材DVD本体をご購入の上、ご活用いただけますよう、お願いいたします。
(ホームレス問題の授業づくり全国ネット代表理事 北村年子)
教材用DVD『「ホームレス」と出会う子どもたち』
東京都教職員研修センター・人権教育資料センター 選定ビデオ教材
本編30分 応用編45分(2009年製作)
全52頁のガイドブック付(解説/小中学・高校用モデル学習指導案/資料)
撮影・構成・編集:神吉良輔/プロデュース:飯田基晴
制作スタッフ:生田武志/北村年子/荘保共子/鈴木隆弘/清野賢司/安田和人
製作・販売元:ホームレス問題の授業づくり全国ネット(HCネット)
【本編 30分】
なぜ若者や子どもによる「ホームレス」襲撃が起きるのか?
大阪・釜ヶ崎にあるこどもの里が行う「子ども夜まわり」の活動を軸に、参加する子どもたちの変化、ホームレス生活を送る鈴木さん(64歳)の仕事や、生活、その思いに迫る。
そして「ホームレス」襲撃問題をとおして、居場所(ホーム)なき子どもたちの弱者いじめの問題を問い直す。
価格:2,800円(税別)
ライブラリー価格:12,000円(税別)
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