HCネットが取り組む課題

※内容は調整中です。

(1)「ホームレス」についての無知と偏見を解消することで、ホームレス状態にある人びとへの差別・攻撃・排除を、理解・支援・共生の意識へと転換していく。

(2)「路上のいじめ」とともに「教室のいじめ」の解消をめざし、あらゆる暴力を防止する。

(3)子どもたちが、暴力の加害者にも被害者にも傍観者にもならない、安全で安心な教室(ホーム・ルーム)づくりをめざす。

(4)学校、家庭、地域のなかで、居場所のない「ホーム」レス状態にある子どもに、関心をむけ、孤立させず、見て見ぬふりしないで、それぞれに何ができるか考えあう。

(5)特定の子どもを「困った子」としてみなし、排除するのではなく、助けが必要な「困っている子」としてとらえ、「困っている状態」を改善・解決する道をいっしょに模索する。

(6)「ホームレス」の人びとと子どもたちが、人と人として出会い、肯定的な交流を体験することで、おたがいの存在を認あい、エンパワーされ、共感性と自尊感情を高めあう。

(7)教師・大人も、自分の「困っている状態」を「自己責任」として抱かかえこまず、「助けて」がいいあえる人間関係の構築をめざし、「関係の貧困」から脱却する。

(8)不況、天災、人災、さまざまな社会の変動、予期きせぬ人生の不運のなかで、将来もし自分がホームレス状態になったとしても、生きぬくための知恵や知識、私的・公的セーフティネットについてなど、人生に役立つ情報を学ぶ機会を創出する。

(9)教師・大人自身が、ホームレス問題の授業に取りくむなかで、学校・社会に根強く存在する「努力主義」「自己責任論」の壁に気づき、内なる固定観念を問いなおされ、一方的に教える立場ではなく、児童生徒・子どもたちと共に学び成長する「共育」の場づくりをめざす。